（図解）BS・CSアンテナ取付方法

BS・110度CSの場合は南西方向に、124/128度CSの場合は南南西にアンテナを向けますので、その方向に建物等障害物が無いか確認してください。障害物があると受信できない場合があります。

格子手すり、コンクリート手すり、屋根上、壁面、取付場所に合わせた金具を選びます。
この4パターン以外にもベランダ設置用の自立ポールや室内用のスタンドなどもあります。

ディッシュにコンバータを取り付けます。
仰角も事前に調整して固定します。
CSアンテナの場合、ここで偏波角も調整します。
方位角・仰角・偏波角は設置地域により異なります。（角度は下の表をご覧ください）

手すりにアンテナ固定部材をボルトで固定します。
衛星アンテナの角度はとてもシビアなので、斜めに取り付けたり、ぐらぐらしていてはいけません。

ディッシュ・コンバータを固定金具にセットします。
あとで方位角を調整するためにボルトを緩めに締めてください。

同軸ケーブルをつなぎます。セットに含まれるケーブルを使えばよいのですが、無い場合や延長する場合は4CFBや5CFBといったロスの少ない太目のケーブルを使います。

接栓を用い片側をアンテナコンバータ下部端子にねじ込みます。
軽くモンキスパナで締めて防水キャップをかぶせ、ビニルテープ（自己融着テープ）を巻きます。

チューナーにつなぐ方の同軸ケーブルの片端を壁穴から部屋へ入れます。
エアコンの配管用穴を利用するのがいちばん簡単です。
エアコンで配管穴が隠れている場合は、一時的にエアコン下部のツメを外す必要があります。

テレビやビデオ、チューナーに同軸ケーブルをつないだら、チューナーとテレビの電源を入れます。
※同軸ケーブルをつなぐ時は、必ずチューナーの主電源を切ってから行ってください。

チューナー内蔵テレビの場合は、BSメニュー画面にてアンテナ電源という項目を「ON」か「連動」にして、チャンネルをBSやCSにあわせます。

同じくBSメニューの中にアンテナレベルという項目があれば選択してください。
このアンテナレベルで電波の強さを数字で見ることができます。

アンテナレベルを表示したら、アンテナの方位角を調整します。（晴天時がベスト）
二人で作業すると簡単です。

BS（110度CS含む）の場合は南西、CSの場合は南南西に向けて、左右にゆっくりと回し、一番数値の高いところでアンテナを固定します。

微妙に動くだけで数値が変動しますので、アンテナを固定する時には、急に強く締めずに片方ずつバランスよく締め付けます。
全く映らない場合、短絡してしまっている場合があります。短絡の場合は、一度機器の主電源を切って再投入すれば映るようになります。